みこころ会の新しい活動、みこころネットワークの第2回交流会が11月30日土曜日の午後、前回同様三光町の本館で開催されました。
今回は話に集中できるよう、お茶会形式となりました。
今回のテーマはズバリ「社会貢献」
私たち聖心に学んだものにとって、社会貢献は身近な話題です。
今回は違う立場から社会に貢献する仕事をしている2人の同窓生にお話を聞きました。お二人ともパワーポイントを駆使しての説明で、とてもわかりやすくインパクトのあるスピーチでした。
まず初めは齋藤直子(87)さん。
経産省の官僚として社会との取り組みをどのように捉えてきたのか、聖心時代まで遡って、考えてきたことや経験を基にお話しくださいました。
次に登場したのは杉原たみ(70)さん。
国連の高等難民弁務官事務所で働き始めたけれど、理想と現実とのギャップに直面。その後、自分でTammy’s Treat というフェアトレード事業を立ち上げ、活動されています。
齋藤さんは国の行政機関という一番大きな組織で、杉原さんは大きな組織を経て個人という一番小さな単位でと全く違うアプローチですが、誰かのために役立ちたいというスタートは同じでした。
スピーチの後には質問もあり、皆が興味を持っていることがよくわかりました。
お話しを聞いたら今度は発言タイム。
全員がそれぞれの立場で社会貢献について思うことを話しました。みな関わり方は違っても、聖心で学ぶことで育まれてきた思いは同窓生が共通して持っていることを感じました。
最後に校長さまのシスター大山も一会員として、お話しくださいました。
「いま何ができるのか、社会から求められていることは何か、常にアンテナを張って社会との関わりの意識や学びを怠らないことが大切。自分さえ良ければ、と考えない意識が卒業生に根付いているのは、聖心の教育の一つのパワーであることを改めて感じます。」
今回は杉原さん主宰の Tammy’s Treat の出店もあり、
参加した方からは有意義で楽しい会だったという感想と共に、交流会の存在を知らない人が多いという指摘もあり、これからの大きな課題として取り組んでいきます。
気軽に参加できるよう工夫していますので、ぜひ一度足を運んでみてください。
楽しいひとときになること、受け合いです!